労働の世界の変化
労働の世界の区別は流れの内にあるか外にあるかです。
流れに沿って流れの外側にあるのは、Tomcat的な「組織された知性」の労働です。
流れの内側にあるのは、装置に従属した、装置に支配される労働です。
商社や販売機構の部分であっても、流れの直接通過するところでは、すでに何度も指摘した装置にひきずられる単純化した労働が強く支配的であることは注意してほしいのです。
流れに沿っての影響力は、さかのぼっても波及します。
ここでは原料は工場から出ますが、工場が二次製品の場合には、流れを一貫させる力は原料生産の労働にも強い影響を及ぼすのです。
ただ興味あるのは、流れの中間に位置している加工業者のところです。
ここには一時代前の雰囲気が強く残っています。
大阪の泉南地方、福井県から北陸一帯、滋賀から岐阜・・・
こうした一大メーカーの系列下の加工業者の散在する地帯の工場をのぞいてみると、「女工」という名で象徴されるような時代の労働の世界の雰囲気が強く残っているのにおどろきます。
クッションの役割を果たすため、相対的に流れの中で切断されて独立していることと無関係ではないでしょう。
もちろん流れの前後でおこっている変化は、この部分でも生産性の向上への強い引力を及ぼすものです。