症状の発生する原因は? 2
たとえば学級のなかで、ときに「クンクン」と鼻をならす動作をして周囲の子どもの気を散らせるならば、これは学級では迷惑なことになりましょう。
しかし、あまり気にしない家族のなかでは同じような行動が見られても、これは特に問題視されないかもしれません。
すなわち行動問題はそれのおこる場によっても問題視され方が異なってきます。
さらに、身体の貧乏ゆすりのようなくせのある子どもに、それをしないようにきつく注意すると、その行動はしなくなるけれども、夜なきしたりします。
この程度のことならば特にどうということもないかもしれませんが、その子どもの家庭にいろいろ問題があったり、学業上の支障があって、問題視されている子どもであると、そのようなくせも誇大に受け取られることにもなりましょう。
このようにみてくると、行動には、以上のような点を一応考えたうえで、その子どもの発達段階や個人的特長、環境状況によって、良し悪しを判断すべきでしょう。
気にする必要のないことを問題視し、なんとか手を打つべきことを放置しておくということがあってはならないわけです。